■水やり

表土がうっすらと乾いてきた時がほとんどの樹種の水やりどきです。ほとんどというのはゴヨウマツだけは5〜7分目くらいに乾いてからやるのがコツです。
四季によっても乾きは違います。
春は芽出しと同時に乾きが激しくなり、夏はその気温と共にピークに達しますが、やがて秋になって樹に充実期に入ると乾きもおちついてきます。冬は根も芽も動きませんからそれほど乾きませんが、2〜3日に一度は水をやることになります(ムロ内の場合)。

初心者が気を付けなければならないのは土の状態です(排水の善し悪し)。
植え替えたてのものは一度の水やりでもさーっと水が排けますが、根が回っていたり、植え替えのされていないものは一度の水やりでは鉢底まで水がいきわたりません。表土に水がたまったりします。しみ込むのを待って3〜4回繰り返し、たっぷり水をやります。
乾き気味に育てるゴヨウマツも同じことです。

ひとつひとつ乾いたら水やりが理想ですが、一律に水をやる場合でも、粒状の用土(No.12用土のふるい方参照)で植え替えを励行し、水排けをよくしておけば、水のやりすぎで枯れるということはまずありません。